土地の基礎知識
2024年02月22日
知っておきたい土地の基礎知識!
土地探しの前に知っておきたい法的規制について
・用途地域
用途地域とは、最も基本となる建築物の制限のこと。用途地域によってその土地に建てられるものが異なります。
・建ぺい率と容積率
建ぺい率と容積率については、なんとなく耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。この2つは、その土地にどれくらいの大きさの家が建てられるかを左右するものです。
・接道義務
接道義務とは、都市計画区域内の敷地において、建築基準法で認められた幅員4m以上の道路に2m以上接していなければ建物を建てることができないという決まりです。
土地用語の意味
更地(さらち)
建物が存在しない土地。古家付きの土地よりも着工が簡単な分、場合によっては価格が高くなる場合も。
地型(じがた)
土地のカタチ、形状のこと。必ずしも方形ばかりとは限らないが活用は設計の工夫次第。
グランドライン(GL)
地盤面。構造物(建物)が接する土地表面の平均の高さ、またはそれを表す線のこと。
筆(ひつ)
土地を数える単位。土地登記簿上で一個の土地とされたものを「一筆」の土地と呼ぶ。分けることを「分筆」、合わせることを「合筆」。
法地(のりち)
宅地として使用できない斜面部分のこと。自然の地形以外にも傾斜地造成の際に土砂くずれ防止のため設けることも。
切土(きりど)
傾斜地などを整地するために、高い部分の土を削ること。傾斜地の有効利用ができる。
盛土(もりど)
傾斜地を整地するときに、切土とは異なり、他から持ってきた土を盛って平地を作ること。
旗竿敷地(はたざおしきち)
文字通り旗竿の形状に路地状の部分だけで道路と接している土地。路地の幅や長さによっては家が建たないことも。
袋地(ふくろじ)
道路に接する面を持たない土地。隣地の一部を通行する権利は与えられるが、上記同様条件の悪い土地とされる。
知っておきたい土地取得にかかわる税金💸
土地の購入契約や登記などには様々な税金がかかってきます。
●不動産取得税
家を新築・増築・改築した場合、あるいは、土地や家屋を購入・交換・贈与で取得した場合にかかる税金です。不動産取得税は、無償で不動産を取得した場合でも課税されます。ただし、相続で土地や家屋を取得した場合は非課税となります。
●消費税
誰もがよく知る税金です。日本国内で企業や店舗など消費税課税事業者から物品やサービスを購入する際には消費税がかかります。
●印紙税
売買契約書や建築などの請負工事に関する契約書、住宅ローンを設定する際の金銭消費貸借契約書などを交わすとき、あるいは領収書を発行するときにかかる税金です。
●登録免許税
不動産を購入したり、住宅を建築したりする際には登記を行いますが、土地や建物を登記する際にかかる税金です。
また、購入後不動産を所有している人には「固定資産税」「都市計画税」がかかります。